【Grace act.】能登半島地震支援ボランティア活動

石川県七尾市へ、私・NAOがボランティアに入りました。今後、支援の参考となりますと幸いです。
現在、七尾市にあるパトリア(中心市街地の活性化と七尾駅前の賑わい創出を図るとともに、災害時における住民の安心及び安全を確保する施設)を拠点とし、「創生ななお」「のとルネ」「熊本支援チーム」の3団体が連携し災害支援活動をしています。
七尾市は被害が大きく、断水は続いていますが、交通は渋滞や混雑なく、ほぼ回復していました。
当日は雪が降っていました。
現在、物資やボランティアを受け入れていないところも少なくないですが、こちらでは物資の受入れやボランティアを積極的に募集されています。現在も、人手が足りていない状態です。3団体は、今後は七尾市とも協力関係の元、必要な支援を促進されていくそうです。
NAOの友人であり、ナオランジェリーLoverでもある熊本支援チームの新田 響子さんより支援活動について情報をいただき参加しました。
▲響子さんを囲んで
ボランティアとしての当日の活動内容は、物資の仕分け作業でした。多くの物資が全国各地から届いており、皆様の気持ちが被災された方々へ届くようにと心を込めて作業いたしました。
実際に仕分けをした中で、大切に感じ、学んだことを、今後物資の送付を考えている方や、現地でボランティア活動をされる方のために、ここで共有いたします。
・現地で必要とされる物資を送付すること
送付前に、その時に必要な受入物資について必ず確認し送付物を決めるとともに、送る物資について以下の点に留意して選択されると、被災された方へ届く可能性が高くなります。
※必要な物資は日々変化しますので、随時、最新情報を送付先の団体のHP等で確認されることを強くお勧めいたします。
・物資リスト以外の細かいものの詰め合わせは、仕分けに多くの時間を要すること
必要物資リストに入っていない細かいものが、少しずつ入っている物資がありました。これを仕分けするには、仕分けするための新たな専用の段ボールを作らなければならない、あるいは、状況によって仕分けることができずに、未分類ボックスへとまとめざるを得ないことなど、多くの時間がかかることになり、必要な物資の仕分け時間が削られてしまいます。
・賞味期限切れは廃棄されること
食品の中には、賞味期限を過ぎているものも少なくありませんでした。これは全て廃棄となります。
・要冷蔵品は受入不可であること
現地では、停電などで冷蔵庫が使えないところもあります。炊き出しチームと連携ができれば良いのですが、すぐに渡すことができない場合も多くあります。原則として、要冷蔵品は受入不可となっています。
・開封済みのもの
お送りいただきました物資については、被災された方が直接に、または、物資を届けに行く方が随時必要なものを選ぶシステムになっています。心理的にも想像できますが、開封済みのものは避けられることが多く、残りやすいです。特に、生理用品やオムツ、食品などは、未開封のものが喜ばれています。
以上のことから、送る物資は、未開封のもの、食品であれば賞味期限がなるべく長いもの、衣類であれば使い古したものではなく、綺麗に洗濯もしくはクリーニングしているものや、新品のものなど清潔なもの、
【家で不要になったものではなく、必要物資リストにある必要とされているもの】をお送りされることをお勧めいたします。
この拠点地のパトリアは、新田響子ちゃんのお友達の紹介(ともさん)で、創生ななおの社長様と繋がり、支援活動の拠点として長期間貸してくださることになりました。場所を提供されている吉田社長、日々チームの中心となってボランティア活動をされている皆様に敬意を表します。
▲ともさん。なんと、ともさんもナオランジェリーLover。偶然の再会で、とても驚きました。自分以外の誰かを想う気持ちで繋がれること、こんなに心が温まることはありません。
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最新情報は下記からご覧ください。
★熊本支援チーム
★創生ななお
★のとルネ
最後に、お昼休憩で偶然ご一緒した方は、宮城県仙台と石川県加賀から参加されていました。お2人はボーイスカウトで出会い、ここでならボランティアができると知ったことから連絡を取り合い、10年ぶりにパトリアで再会されたそうです。
そして、そこにいらっしゃった全員がSNSで繋がり、また誰かが住むどこかで災害があった時、皆で助け合いましょうと約束をいたしました。
このような絆が全国で育まれることは、非常に大事なことだと実感し、少しずつでも個人でも団体の一員(TPP http://www.takepeaceproject.jp)としても、活動を続けていこうと身が引き締まりました。